起伏の多い地形や階段も走破できる無限軌道を持つ米iRobot社の大型ロボット『710 Warrior』は、2007年に開発が始まった。2011年には試作品が福島原発に送り込まれ、自然災害及びそれに伴う原発事故によって危険になった建物の調査に協力した。[以下の動画は2011年4月18日に、iRobot社のロボット『Packbot』が福島原発3号機に入ったときの様子] 『Technology Review』誌の報告によると、710 Warriorはこのほどついに量産の準備が整ったという。 iRobot社で政府向け業務と防衛ロボット部門を担当するバイスプレジデント、ティム・トレイナーによると、重量200kg、高さ50cmのがっしりした710 Warriorは、「多目的」に設計されている。牽引もできるし、巨大なアームで窓を破壊することもできる。ロケット弾をうまく発射できることも証明されている。