第二次世界大戦が太平洋で勃発したとき、アメリカ政府は日系人たちを一斉検挙して強制収容所送りにした。日系二世と呼ばれる第二世代は、スパイの疑いをかけられ、米軍に入ることも禁止された。それが変わったのは1943年。 戦争は人種抗争だという日本の宣伝活動に対抗して、ルーズベルト大統領は米軍の中にオール日系二世の部隊を作り、忠誠心を試した。収容所で家族が惨めな生活をさせられているにもかかわらず、自分の忠誠心を示そうと大勢の日系二世たちが志願した。こうした部隊でもっとも有名なのは、ヨーロッパ戦線に送られ、殊勲をあげた第100歩兵部隊や第442連隊戦闘団だ。