ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)の研究施設で撮影された、胚(はい)性幹細胞(ES細胞、2008年3月5日撮影)。(c)AFP/Mauricio LIMA 【8月21日 AFP】米マサチューセッツ(Massachusetts)州ウスター(Worcester)を拠点とする米企業、Advanced Cell Technology(ACT)の研究員らが専門誌「Blood」(電子版)で、ヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から大量の赤血球を生成することに成功したと発表した。今回の成功で、輸血用の血液を無限に供給できる可能性が出てきた。 ACTのRobert Lanza氏は「血液の供給に制限があることは、大量の失血をしている患者にとって生命を落としてしまうことにつながりかねない」とした上で、「ES細胞は、治療に必要な赤血球を供給する細胞を無限に増殖させることができる新たな細胞源の役割を果たす
![ES細胞から大量の赤血球を生成、輸血用血液の無限供給も可能か](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/32d4d6fa1d039c9d155baee8d0124e8733b90a28/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2F6%2F1000x%2Fimg_d6de2526d732687ce0863710b72cae06195374.jpg)