隣町に住むサーファーのジョニーと私は友達以上恋人未満な関係だった。身体の関係は無かったのだけど、そうなるかもしれないという予感はあった。あれは真夏の夜の出来事でした。ジョニーから「今から出てこれる?」と、電話があった。約束もしていないのに急に私に会いたいだなんて何か事情や情事があるに違いないと、「すぐ行くね」と電話を切り、そそくさとシャワーを浴び、勝負を踏まえた下着をつけ、あれやこれやと防災用品が詰まったリュックを背負ったような気持ちで、いちおうなんだからね、と涼しい素振りで家を出た。 半帽を被り原動機付き自転車に飛び乗って待ち合わせの喫茶店に着くと、残りわずかな珈琲を見つめていたジョニーが一瞬遠い目をして、「二人きりになりたい」と言った。うん、わかった。性的に物分りの良いビッチな私は、躊躇することなくホテルへ向かった。ホテルに入るとジョニーは、緊張しているのか、チン長しているのかソファー