2016 - 01 - 13 私の名前のない痛みと愛情を。 一度限りの。 普段はくらむと言いますが、便宜上私と言います。 普段と違う感じですが今回のみです。 私は、二人目の子供です。私が生まれた時にはすでに、私以外の子供が家庭には存在していました。 物心と言うものが、一体いつの頃からを指すのかはよく分かりませんが、私の最も古い記憶にも、たしかにその存在はありました。 両親から、いわれのない、或いは理屈の通らない、必要以上の、肉体的精神的な暴力を受ける事を『虐待』と言いますが、私は幸いにも、両親からそのような暴力を受ける事はありませんでした。 私は時に、一人っ子だと申告して生きてきました。 その場合、当り前ですが私は第一子という事になります。あとも先もない、一人になるのです。 実際、日常を生活するうえで、そのような一人の状態である事の方が多かったので、周囲から見ると私は一人っ子だったと思いま
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