ゲームソフト大手6社の2011年9月中間連結決算が7日、出そろい、6社とも最終利益は黒字を確保する好業績となった。うちコナミとスクウェア・エニックスHDが増益、バンダイナムコホールディングス(HD)とコーエーテクモHDが黒字転換した。スマートフォン(高機能携帯電話)の普及によるソーシャルゲーム市場の成長が家庭用ゲーム機向けソフトの落ち込みを下支えした。 コーエーテクモが7日発表した中間決算では、ソーシャルゲームの「100万人の信長の野望」など人気作品が業績を牽引し、営業損益で黒字転換に成功した。 ソーシャルゲームは開発費用が安く、在庫コストなども要らないため、家庭用ゲーム機向けソフトに比べて利幅が大きい。コナミも「ドラゴンコレクション」の登録者数が8月末に400万人を突破したことが寄与し、増収増益となった。 家庭用の人気タイトル発売がなかったことで減収となったスクエニHDも、ソーシャ