レストランや定食屋、屋台など、多くの飲食店が所狭しと並ぶ中国の都市部では、各店が生き残りをかけた熾烈な競争を繰り広げている。そうした店のほとんどは低価格や味、割引などの売りを全面に押し出し、他店との差別化を図ろうとしているが、どれも“似たり寄ったり”になりがちなのは致し方ないところだ。しかし先月、四川省に誕生したあるお店は、少し変わった戦略で客寄せに成功している。それは、レストランを銀行に見立てた“銀行レストラン”というコンセプトだ。 中国メディアYesky新聞頻道などによると、このコンセプトを打ち出しているのは、11月16日に四川省成都成華区に誕生したレストラン「砂魚銀行飯局」。このレストランでは支払金額の8%を“利息”として客に払い戻すサービスを導入しており、多くの人から支持を集めている。例えば客がレストランで100元支払った場合、手渡される専用の用紙を払い戻しカウンターに持っていくと