県が、移転・廃止する方向で検討してきた「県立かながわ女性センター」(藤沢市江の島)について、同センター内の図書館を県立図書館(横浜市西区紅葉ケ丘)に統合する方針で最終調整していることが26日、分かった。女性関連の相談機能などは、県の藤沢合同庁舎(藤沢市鵠沼石上2丁目)へ移す。機能を移した上で2015年度にもセンターを廃止、土地建物は売却を視野に今後詳細を詰める。9月上旬にも発表する。 女性センター(敷地面積約2万平方メートル、総床面積1万平方メートル)には現在、10万冊近くを所蔵する図書館のほか、会議室や研修室、ホール、体育館、宿泊機能などがある。女性のための総合的な相談窓口として県内に2カ所ある「配偶者暴力相談支援センター」も備え、家庭内暴力の被害相談などを受け付ける役割を担っている。 2002年から利便性向上に向けて移転検討が始まったがまとまらず、10年には一度、「現在地で存続」と