台東区谷中。東京メトロ千代田線根津・千駄木のどちらの駅からも約8分、駅前の喧騒から少し離れた立地に、「大名時計博物館」はあります。 不思議な雰囲気が漂う門、草木が生い茂る庭を抜けた先で、時間が止まったような空間があなたを待ち構えています。 江戸時代の大名が愛用した時計がズラリ こちら「大名時計博物館」は、江戸時代に大名お抱えの時計師が作った「大名時計」を展示しています。 なんの知識もなく見ても、その美しさに見とれてしまいますが、そのすごさやおもしろさを理解するため、江戸時代の時刻制度を知ることをおすすめします。 少々、説明します。 現在の日本において、時刻を示す方法は世界基準である「定時法」を採用しています。これは、1日を24時間に等分割する方法です。しかし、江戸時代まではそれとはまったく違った「不定時法」という方法で時間を数えていました。 不定時法とは、夜明けから日暮れまでの昼を六等分、
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