1989年11月9日 - ベルリンの壁が崩壊し、資本主義である西ドイツと社会主義を貫いていた東ドイツが統合した。正確には西ドイツに併合された形となるのだが、世界屈指の経済大国である旧西ドイツとの経済格差は大きく、時の首相ヘルムート・コールが旧東ドイツ国営企業の民営化や大規模な整理解雇を行ったものの、その影響は現在に至るまで続き、再統一後のドイツは深刻な不況に襲われているという。 不況の波をじかに受けた旧東ドイツ国内には、ゴーストタウンとなった場所が点在するという。この小都市もそのうちのひとつで、現在では観光客が訪れるのみとなっている。