(CNN) メキシコ政府当局者は7日までに、同国南部の太平洋岸にあり麻薬密輸組織の抗争に加え、密輸や汚職がはびこる無法都市ともみなされていた重要港湾都市ラサロカルデナスを軍が「制圧」したと発表した。 政府報道官によると、今後海軍が同市の統治に当たり、陸軍が連邦警察の協力で街頭の警備を担う。今回の作戦については法の統治の強化、港の日常の商業活動の合法性を確保を図るためとしている。 ラサロカルデナス港の荷物取扱量はメキシコで2番目となっている。 4日に実施された制圧作戦を受け、同市の治安担当機関の職務ははく奪された。全警官は武装解除され、拘束者も出たという。幹部級の警官は勤務考査などの対象になる。港湾業務に関与してきた公務員全員は、組織内の癒着を根絶するため入れ替えられる見通し。 ラサロカルデナスがあるミチョアカン州では、他州と異なり麻薬カルテルと自警組織間の抗争が依然として絶えない。同州を根