[ソルトレークシティー(米ユタ州) 21日 ロイター] -米ユタ州ソルトレークシティーの連邦裁判所で21日、裁判中に被告が証人に襲いかかり、警備に射殺されるという事件があった。複数の司法関係者が明らかにした。 死亡したのは犯罪組織構成員のサイアル・アンギラウ被告(25)で、検察によると、被告が検察側の証人に対してペンのようなものを振りかざし突進しようとしたところ、廷内にいた連邦副保安官が発砲した。この時、被告は拘束具を外されていた。 連邦捜査局(FBI)によると、被告は胸部に被弾し、搬送先の病院で死亡が確認された。他にけが人はいなかった。被告が襲撃しようとした証人の身元は明らかにされていない。判事は陪審員に先入観を与える恐れがあるとして、審理無効とした。 FBIのマーク・ドレッセン特別捜査官補は副保安官の行為について、証人に対する脅威を未然に防いだとして称賛した。アンギラウ被告の犯罪