三重県警は9日、高級自転車でクルマへ故意に接触する事故を起こし、保険金を騙し取っていたとして34歳の男を詐欺容疑で逮捕した。約3年間の間に50件以上の事故を偽装していたとみられ、警察では余罪についても調べを進めている。 三重県警・交通指導課によると、逮捕された男は2004年2月11日の午後、三重県松阪市朝田町付近の県道へ駐車場から進出しようとしていた52歳(当時)の男性が運転するクルマへ故意に接触。転倒を装い、自転車の修理代金など約8万6000円の保険金を騙し取った疑いがもたれている。 男はアメリカ製の高級自転車(約7万円)を使っており、「修理代金が高い」と申告。保険会社も特に疑いをもつことなく支払いを行っていたという。同じ手口で起こした事故の件数は約50件。総額で1000万円近い保険金を受け取っていた。 男は2004年中に三重県内で起こした3件については容疑を大筋で認めているが、奈良県や
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