テレビ番組や雑誌の特集で、珍しい名字が紹介されることがよくあります。本人が登場しているものはいいのですが、ただ変わった名字を羅列しているものでは、実在しない名字もたくさんあるようです。 珍しい名字の方は、自分の名字をいやがる方も多いようです。しかし、珍しい名字には必ずいわれがあります。いわれがなければ、他の人と違う珍しい名字にはなりませんから。つまり、珍しい名字の人はそれだけ由緒正しい、ともいえます。 ここでは、由緒のある珍しい名字のうち、実在するものをいくつかを紹介しましょう。いずれも、先人の智恵やを感じさせるものですので、由緒とともに長く子孫に伝えていただきたいものです。 トンチ系 名字には、一休さんのトンチ問題のようなものがいくつかあります。これらはおそらく、元々あった名字にあとから違う漢字をあてることになり、当時の人が考え出してものでしょう。 九 「九」一字で「く」と読