アラスカ州のステートフェアで、巨大ズッキーニを抱えるローレン・オルセンさん。コンテストに子どもが農作物を出品するケースも増えている。(PHOTOGRAPH BY CLARK JAMES MISHLER) 米国アラスカ州のステートフェア(年に一回、各州の農産物品評会が行われたり、遊園地が設置されたりする祭り)には、ちょっと風変わりな“有名人”がやってくる。セレブといえば、大抵リムジンやツアーバスで現れるものだが、彼らは泥だらけのピックアップトラックのそれも荷台に乗ってやってくる。歓声を上げる観衆の前に登場するのは、巨大なキャベツだ。(参考記事:「白菜やキャベツのルーツはどこ? アブラナ属の謎をDNAで解明」) 北の果てにあるアラスカでは、果物や野菜が巨大化しやすい。これは米国のほかの州では見られない特徴だ。アラスカ州のステートフェアでは、農家たちが一番重いメロン(約30kg)や一番長いキュウ