未訪問に関するluvleightonのブックマーク (1)

  • ローマイヤ・ストーリー

    谷崎潤一郎の小説「細雪」の一節に、<妙子は銀座まで出かけるなら、話に聞いてゐるニュウグランドかローマイヤアへ行きたいと云ふので、ローマイヤアと云ふことにした>とある。昭和18年に発表された当時、既にローマイヤは格式ある銀座のレストランとして名高かった。今のようなグルメ時代になるずっと前、ローマイヤといえば神聖な響きさえあったのだ。 ローマイヤの創業者のアウグスト・ローマイヤは1892年、北方の町ラーデンに生まれる。第一次大戦ではUボートに乗って転戦し、青島で捕虜となり日へやってきた。 捕虜釈放後、祖国は敗戦国に。日で自分の技術を生かそう、ドイツの誇る品を日に広めよう、そう思った若きアウグストの心は燃えた。帝国ホテルに採用されたが、すぐに出資者を得て、釈放から一年あまりで早くも山手線大崎駅の南に合資会社ローマイヤ・ソーセージ製造所を創業した。そして、日女性のふささんと結婚。ふたりの

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