フリマアプリ「メルカリ」で商品を買い取る際に身分確認をしなかったなどとして、警視庁は古書店大手「まんだらけ」(東京都中野区)の前社長の男性(52)=東京都渋谷区=と法人としての同社を古物営業法違反の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。 送検は7日付。捜査関係者によると、前社長は昨年12月~今年1月、メルカリで本やおもちゃ計7点を買い取る際、出品した3人の身分確認をせず、帳簿にも記載しなかった疑いがある。前社長は「メルカリが身分確認しているので、まんだらけとして確認する必要はないと思っていた」と話しているという。事件当時は社長だったが、今年3月に辞任した。 従業員の個人アカウントで商品を購入し、まんだらけの倉庫に保管していたという。古物営業法は盗品売買防止のため、買い取り時に身分証などでの身分確認や帳簿への記載を義務付けている。 まんだらけは、朝日新聞の取材に「弊社がフリマアプ