近年、グラフ理論は工学、化学、コンピュータ科学などの理工系分野以外に、経済学・経営学、社会学などの文科系といわれる分野にも応用されるようになってきた。本書は理系・文系を問わず大学生全般を対象に、予備知識を特に前提とせず、高校1年までの数学の知識で読めるように書かれた入門書である。 第1章 グラフとは 第2章 論理と証明 第3章 グラフの定義と用語 第4章 いろいろなグラフ 第5章 多重グラフと有向グラフ 第6章 二部グラフ 第7章 木 第8章 サイクル分解とその応用 第9章 点彩色とその応用 第10章 平面的グラフ 第11章 オイラーの定理と平面的グラフの彩色問題 第12章 地図の塗り分け問題-どんな地図も4色で塗り分けられるか 第13章 グラフの行列表示 第14章 支配グラフ 第15章 有向グラフの強連結分解 第16章 スモールワールドネットワーク