5月末、米国ケンタッキー州ピータースバーグに「天地創造博物館(Creation Museum)」がオープンした。ここはその名の通り、キリスト教の旧約聖書に書かれているように、神が世界を生み出したとし、進化論は誤りであるという創造説を広めるための展示施設である。 大金を投じて作られた施設内には、精巧なアニマトロニクスで動く恐竜たちの模型が、人間の模型と肩を並べるように展示されているという。聖書によれば、すべての生き物は神が6日間のうちに作り出したのだから、大昔は人間と恐竜が同時代に生きていたはずであり、その姿を展示することで、人々に進化論の誤りを訴えるのだというのである。さらに言えば、聖書内の記述(例えば、アダムとイブのエデン追放とか、ノアの箱船とか)は一言一句科学的に証明可能な事実であるということも訴えているのだそうな。 しかも、この恐竜、やたらとよくできているそうで、それもそのはず、この
![ITmedia アンカーデスク:科学と宗教は折り合えないのか? 〜創造説博物館が設立?!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/335b95a8667a085afe661cb5820be9de626a5415/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fanchordesk%2Farticles%2F0707%2F20%2Fsience_ill016.jpg)