■[発声練習] ポスドク、博士の就職問題がボンボンの甘えにしか見えない理由より。 悪魔の代弁者という役割がある。ある主張や論に対し、反例や反論の提示、あるいは、そもそもその主張の内部不一貫性を指摘する。これはその主張を鍛えるためには必要なプロセスである。研究者が論文を書く時など、無意識にでも、自分で悪魔の代弁者をやって自分の論文を彫琢、鍛錬していっていることは日常のことである。 さて、上記の[発声練習]氏の悪魔の代弁者は、ブログ記事:学振PD騒動雑感:なぜポスドクの人件費は「生活保護」扱いされるのか(リンク切れ)に対し演じられた。その記事は、政府の研究者支援政策の予算が増えないこと/減らされることに対する憤りであり、特に、"研究者は「『人類のために研究成果を役立てたい』という使命感や知的好奇心から自ら進んで基礎研究に身を捧げる」人種で"あるのに生活保護者扱いするのは許せないと憤激している。
![悪魔の甘えたボンボン代弁者 - いか@ 武相境斜面寓 『看猫録』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4bcd9869c60aef861801f516a286cd92a173d8ae/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F18%2F0b%2F5bec7b8c65f7c55d1ee9787364c241fa.jpg)