【北京時事】米中協議に基づき留学のため渡米する予定の中国山東省の盲目の人権活動家・陳光誠氏のおい、陳克貴氏に対し、同省沂南県の検察当局が故意殺人容疑で逮捕を許可したことが分かった。陳氏を支援している米人権団体・対華援助協会が12日までに明らかにした。 北京市内の病院で入院中の陳氏は同日までに、友人の人権派弁護士に「現在、彼ら(地元当局者)の報復は激しく、克貴は拘束されて拘置所に送られた」と語り、地元当局の対応を批判した。 陳氏が自宅軟禁を脱した後の先月26日夜、地元当局者ら20人以上が同県東師古村の克貴氏の自宅に無断で侵入。両親を殴打し始めたため、同氏は「正当防衛」のため、刃物で当局者3人を切り付けてけがをさせた疑い。 克貴氏の弁護人は現在、自宅に軟禁され、10日に別の弁護士が同村に行こうとしたが、当局者によって阻止されたという。 【関連記事】 〔写真特集〕知られざる塀の向こう