今、IT業界では『SoE』、『SoR』という言葉が注目されています。それぞれ『System of Engagement』、『System of Record』の略語で、これらは簡単に表現すると、システムの目的を指す言葉です。今回はこのSoEとSoRについて解説していくとともに、SoEとSoRの現状と今後についても見ていきます。 【目次】 ■『SoE』と『SoR』とは ◆SoE ◆SoR ◆SoEとSoRの違い ■SoEとSoRの方向性 ■SoEとSoRの現状と今後 ◆SoEとSoRの現状 ◆今後のSoEとSoR ■まとめ 『SoE』と『SoR』とは 先に述べた通り、SoEとSoRは、システムの役目を指す言葉で、マーケターであるジェグリー・ムーアが自身の著書「キャズム」で提唱したことが発祥で、これはあらゆるシステムを「速度を重要視するシステム」と「信頼性を重要視するシステム」の2つに分けるた