エスクァイア マガジン ジャパン刊 雑誌コード 11915-01 前回この雑誌が初めて「クラシック」を特集した時には、大きな話題を呼んだものです。それほどまでに、このファッショナブルな雑誌とクラシック音楽との融合は、奇異に映ったのでしょう。カタツムリを食べるほどの奇異さはないでしょうが(それは「エスカルゴ」)。しかし、それに味を占めたのか、この雑誌はそれからも定期的にクラシック関係の特集を組むようになってきたようです。2008年の3月号で行った「ピアノ特集」に続いて、今回は「指揮者のチカラ」というタイトルでの指揮者、及びオーケストラの特集です。 いつもながらの、カルティエやらアルマーニといった超高級ブランドのゴージャスな広告の中に、「カラヤン」などという別の意味でのブランドがいきなり現れるのには、ちょっとした興奮を誘われるものでした。しかし、ここではそんな古くさいブランドは、高級腕時計と「