競技の本質とはあんまり関係ないところで書く。 時折、選手の実力が拮抗し、ちょうど大きな大会があって、他のシーズンより盛り上がる競技というのが出てくる。 今シーズンでいえば、女子フィギュアスケートがそうだろう。 その際、選手のキャラクターがはっきりしていると、さらに盛り上がる。 アテネ・オリンピックの柔道がそうだった。オリンピックの100kg級、100kg超級の2枠をめぐって、井上康生、鈴木桂治、棟田康幸の3人が争った。 井上、鈴木、棟田のキャラクターは、順に正しい人、アンちゃん、いいやつ(デブ)であった。 で、この3人が三つどもえとなり、アンちゃんといいやつ(デブ)の友情物語など織り込みつつ、結局、正しい人とアンちゃんが勝ち残った。 あのときは、アテネ・オリンピックよりも、代表選考のほうが面白かったと思う。 で、今回の女子フィギュアスケートの代表は、ご存じ、荒川静香、村主章枝、安藤美姫であ