今よりもっといい服を着たい、今よりもっと旨いものを食いたい、今よりもっといい車に乗りたい、今よりもっと出世したい、今よりもっと大きな家に住みたい、今よりもっと金融資産を増やしたい、というような欲望は、いつまでも尽きることなく持ち続けられるものなのでしょうか。欲望を満たすために働き、その結果より大きな欲望を得て、さらにその大きな欲望を満たすためにより一層働く、といった、いわば欲望の拡大再生産のようなものは、何かとてつもなく不毛なことのような気がします。貧富の格差が拡大し、二極化が進んでいく社会の中で、「勝ち組」などと称される人々は、こうした欲望が強く、まさにその欲望自体をモチベーションの源として、貪欲な豚のような人生を送っているように僕には思えます。これは幸せな人生なのでしょうか? その一方で、「下流的」とか「負け組」などと称される人々は、自分だけの「生きる意味」をみつけ、それぞれが、それぞ
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