健康診断を受診する人が多い春――。健康診断の受診率は増加し、健康意識は高まる一方、生活習慣病の疑いのある人は増えている。 5月25日、カゴメ株式会社が発表した「食生活と健康診断に関する意識調査」では、意識と実態にギャップがあることが分かった。 厚生労働省の「平成24年 労働者健康状況調査」によると、過去1年間に会社が実施した定期健康診断の受診者の割合は88.5%で、平成19年時の調査結果(86.9%)と比べて受診率は増加した。 ところが、日本人間ドック学会によると、人間ドックの受診者で「生活習慣病関連項目」に「異常あり」と診断された人の割合は年々増加している。肝機能異常が32.4%(平成19年調査時25.7%)、高コレステロールが31.5%(同25.7%)、肥満が29.3%(同25.0%)と6項目で増えている。 そこでカゴメは、「食生活と健康診断に関する意識調査」(2015年4月11~13