2004年夏。 ライタ-住さんのご協力を得て、虫たちのうんこを熱心に作っていた息子のオンも中学2年生になった。 身長はすでに私を10cm近く上回っているが、飄々とマイペースなのはあいかわらず。バスケ以外はすべて「どーでもいいー」という無気力男だ。 中2男子たるものこれではいかん。 そう思い、強制一人旅に行かせることにした。 場所はモンゴル。 そう聞いた彼は、なぜかおどろきもせずに 「ふーん。いいね」 と他人ごとのようにテレビを観ていた。 もうちょっとびっくりしろよ!と思いつつ、私もまた「まあいいか、どーだって」と思い直していたのです。 その時点では。 (text by 土屋 遊) はじめて息子を一人旅に行かせる母を初体験 今なにしてんの 今どこにいるの イタズラ電話したの わかったなー 息子を見送ったあとの、母の心境がここに凝縮されている。 "猛毒"というミュージシャンの曲だが、恥ずかしな