国内のはしかの患者がこの1週間で30人近く確認され、国立感染症研究所は、ワクチンの接種など注意を呼びかけています。 こうした中、厚生労働省によりますと、この1週間で新たに27人の患者が確認され、25人は関西国際空港で勤務している人だということです。 はしかは発熱やせきなどインフルエンザによく似た症状で始まり、全身に発疹が出るウイルス性の感染症で脳炎などを起こして重症化することがあります。 日本は去年、WHO=世界保健機関から「はしかが排除状態にある」と認定されたばかりですが、厚生労働省によりますと、国内で持続的な感染が続けば「排除状態」でなくなるおそれもあるということです。 国立感染症研究所の砂川富正室長は「感染経路の調査から、今のところ、感染の広がりは限定的だと考えられる。ただ、はしかは非常に感染力が強いので注意が必要だ。ワクチン接種を進めるとともに、感染者が出た施設に行った人で発熱など