ニュージーランドの理学療法士 ロビンA.マッケンジー氏 により考案された腰部の伸展をメインとするエクササ イズで、従来までは腰痛にはむしろ禁忌とされていた腰を反る方向へ動かす体操で、現在では多くの整形外科 や整体院で指導され、特に椎間板ヘルニアを含む椎間板損傷による腰痛や姿勢不良や関節機能不全による慢 性腰痛に効果を上げている運動療法(治療法)です。 理論の要約 現代人の日常生活において、背中を丸める屈曲姿勢をとることが腰に正常な彎曲を伴う姿勢をとることに比べ 非常に多くなっています。 歩行や立位以外のときはすべてある程度の屈曲を伴っていると言っても過言ではありません。ゆえに、通常は 伸展(反る)方向の可動制限が起こります。 しかし、従来からあるウィリアム体操に代表される腰痛体操では腰部のストレッチを行う屈曲方向のエクササイ ズは奨励されますが、関節に負荷のかかる伸展