今回は、バックアップ計画立案に際して検討すべき点から、カーネル2.4の機能であるLVMを利用したバックアップ・システムの構築方法を解説する。これを参考に、確実にリストアできるバックアップ体制を整えてほしい。(編集局) バックアップ計画の立案 前回は、バックアップを実施するために必要なバックアップデバイスやツールの基本的な操作について説明しました。では、バックアップを行うための計画を立案する際に、どのような点を考慮すればいいのでしょうか? バックアップに際して考慮すべき項目は多数存在し、当然ながらシステム環境や要件によって異なります。 バックアップ計画の検討事項 ●リストアが最終目的 バックアップ計画を検討する場合、リストアするときのことを第一に考えるべきです。バックアップの最終的な目的はデータを複製することではなく、何らかの障害が発生した際に「迅速に正しいデータをリストアすること」にありま
コンピュータで使用しているハードディスクは通常,Windowsの標準ツールである「ディスクの管理」ツールで管理する。この「ディスクの管理」ツールを使用すると,パーティションの作成や削除,ドライブレターの割り当て,フォーマット,ベーシック・ディスクからダイナミック・ディスクへの変換といった,さまざまな操作を行うことができる。このため,「ディスクの管理」ツールを使用した経験のあるユーザーは多いだろう。 標準のツールでは利用済み領域の構成変更は不可能 最近はテラ(T)バイト級のハードディスクが安価に入手できるようになってきており,Windowsパソコンが搭載しているドライブやパーティションも非常に余裕のあるサイズになっていることが珍しくない。このため,もしシステム領域に余裕があるなら小さくして,データを保存する別なパーティションとして使いたい場合があるだろう。あるいは,1つのハードディスクを分割
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