最終回となる今回は、NE555タイマーICにデュアルのD型フリップフロップ74HC74を用いて、信号を分周し、さらにLED駆動用のパワートランジスタを付けたので、実際にD型フリップフロップ動作の波形とLEDの点滅をテクトロニクスのオシロスコープ「TBS1022」を用いて確認してみたいと思う。 ロジック信号を、アナログ増幅してパワートランジスタを駆動させるため、npnトランジスタによる2段増幅回路を考えた。このため、秋葉原で小信号トランジスタと耐圧200V以上電流容量1A程度のパワートランジスタを探した。 前回述べたように、最近の秋葉原の電気部品街には、抵抗やコンデンサなどの受動部品の店は多いのだが、トランジスタやICなどの店は少なくなった。今回の回路では、ガード下の部品屋には目的とするトランジスタはなく、電流増幅率hFEが200~300で耐圧が10~20V程度の小信号トランジスタと、パワー