Juliusをモジュールモードで起動することで,Julius を音声認識サーバーとして動かすことができる.モジュールモードで起動された Julius は,TCP/IP 経由でクライアントと接続し,クライアントへの認識結果や音声イベントの送信,およびクライアントからの動作制御を行うことができる.この章では,このモジュールモードについて解説する. Julius は -module を指定することでモジュールモードで起動する.モジュールモードでは,起動後,クライアントからの TCP/IP 接続待ちとなる.デフォルトのポート番号は 10500 であるが,-module portnum のようにポート番号を変更することができる. クライアントからの接続を受けると,Julius は音声認識可能な状態となる. 音声入力に対して音声認識を行いながら,クライアントへ認識結果を送信する. また,音声入力の開始