概説 SSGは、非常にシンプルで軽いシーングラフAPIで、OpenGLの上の層に位置し、C++を利用しています。GLUTと共に、あるいはGLUTと無関係に使用することができます。 SSGは、PLIBの一部です。 この文書は、ある程度のOpenGLの知識を持っていることを前提にしています。 SSGは、簡単な行列とベクトル操作のための補助ライブラリを含んでおり、この補助ライブラリはSG(Simple Geometry)と呼ばれ、ある程度の交差判定、視界による刈り込みなどを行うことができます。SGはSSGの中で大いに使用されていますが、独立したライブラリとしても有用です。 「シーングラフ」とは、基本的には、単なるツリー構造のデータベースで、階層構造をなす分岐と、数多くの葉ノードを含んでいます。それぞれの葉ノードは、何がしかのOpenGLのレンダリング対象を表しています。一方分岐ノード