Shibuya.Lisp20091107View more documents from higepon.
思うに、LISPには名著が多い。100年に一度の名著であるSICP本*1は言うに及ばず、 ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たちで有名なPaul Graham氏のOn Lisp。 あと、日本のLispハッカーとして名高い竹内郁雄先生の初めての人のためのLISP (ソフトウェアライブラリ (3))。この本は、何年も前に絶版になっているが、目次からして、なにやらおかしい。 [目次] 1 初めての人のためのLisp 2 CARとCDRで世間を渡れば権兵衛もたじろぐ 3 解釈は評価なり・・・辞書なくして世は渡れず 4 基本関数を修了するや,突然関数定義 なんと大それた・・・ 5 今度はcond,再帰と再起を混同せぬように 6 またも再帰するから再帰なのだ 7 Go,go,go・・・,do,do,do・・・,loop,loop,loop・・・, やっぱりOは丸い 8 Lispの御本尊のお出まし
Emacs を使っていると、選択範囲に対してなにか処理したいということはよくある。それなのに、Lisp がわからないからということで、あきらめてしまってはいないだろうか。Emacs でいろいろなことをやるにはLisp は必須だけど、「選択範囲に対して何か処理を施す」というだけであれば、Lisp はほとんど知らなくても実現できてしまう。 要は、選択範囲を引数として自作のスクリプトに渡して、それの戻り値を受取ることができればいいわけだ。選択範囲をスクリプトに渡すという部分はLisp で書かなければいけないんだけど、そこはここで示すテンプレートをコピーして使うだけで問題ない。 それでは、例として、選択範囲の小文字を全て大文字に変換するというものを作ってみよう。 (これ自体はEmacs の標準のコマンドでできるけど、ここは例としてこれを作る) まず、雛形となるLisp のテンプレート my-fun
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