2021年7月で、あの凄惨な相模原障害者殺傷事件から5年を迎える。神奈川県は津久井やまゆり園の新園舎を再建し、7月4日開所式を開くなど、新たな動きがいろいろと進められつつある。 事件を起こした植松聖死刑囚は、既に2020年に死刑が確定し、東京拘置所で執行を待つ日々だ。基本的に接見禁止で手紙も面会も家族以外は禁じられているが、『創』編集部には定期的に手紙が届いている。最近もこの6月に自筆の手紙が届いた。ただ自由に彼の心境などを尋ねることはできない。お金の差し入れに対してお礼を告げるといった制限された事柄しか手紙のやりとりは認められていないからだ。 それにめげることなく、今も何とか特別接見許可を得るために努力を続けている。 死刑判決を受け入れ、再審は申し立てるつもりがないと言っている植松死刑囚は、自ら控訴取り下げを行うなどしているため、比較的早期に刑が執行される可能性がある。 なぜ『創』が植松