日本の中国への全面侵略戦争のきっかけとなった、1937年7月7日の「盧溝橋事件」から80年の節目です。 当時満州と言われた中国東北部への侵略(「満州事変」=31年)に続き、北京近郊の盧溝橋(橋の名前)付近で日本軍と中国軍が交戦したのを機に日本の中国侵略は全土で本格化し、41年のアジア・太平洋戦争の開戦を経て、45年の敗戦まで悲惨な戦争が繰り広げられたのです。敗戦後公布された憲法は、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」と宣言しました。侵略と戦争を繰り返さないことが重要です。 侵略拡大のきっかけに 「盧溝橋事件」は、「満州事変」の後、中国東北部や華北などに侵略を拡大していた日本軍が、北京近郊の中国軍が布陣するすぐそばで夜間軍事演習を強行し、何者かが日本軍に発砲し、1人の日本兵が一時行方不明になったことを口実に、軍事行動を開始したものです。事件を起こしたのは1900年の
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