万能細胞の存在 再生と再生医療を理解するためのキーワードは万能細胞、幹細胞だ。幹細胞にはどのような種類の細胞になっていくかというところで多くのレパートリーがある。若ければ若いほどいろんな細胞になれるので受精卵に近いものほど何にでもなれるということで全能性幹細胞、万能細胞、もしくはES細胞という名前でとらえている。これが発展していくと神経、筋肉になったり、血管になったりというように少しずつ限定されていって、最終的に人の体は60兆個のいろんな分化した細胞によって形作られることになる。 手塚治虫が書いた「ブラックジャック」に出てくるピノコによって僕らは万能細胞のことを学んできた。ピノコは第10話で出てくる。ある高貴な家の娘の体の中で双子の命のうちのもう一つが育って、幹細胞から増えて筋肉や脳や手足になってしまう。これらをブラックジャックが取り出して、プラスチックの皮膚に埋めて作ったのがピノコだ
LOVELOGに移転しました⇒ http://blogs.dion.ne.jp/new_world2/ 基本的に同じ記事が移行されています。こちらは更新していませんので、コメント等はそちらにお願いします。 最近、ある教官の授業を受けて生物の再生について興味をもちました。その教官はプラナリアやイモリの研究をしていて、その授業はプラナリアについてでした。 プラナリアは再生能の極めて高い生物として有名です。全長は大きいもので2~3cmで形は矢印みたいな感じです。そして、いくら切られても再生します。しかも、10個に切り分ければ10匹になります。 たとえば、こんな感じに・・・(京都大学阿形研究室HP参照) このように、プラナリアは切れば切るほどに増えます。 記録では240分の1の断片から1匹ができたといいます。勿論、これは240匹になったと言うわけではなく、240分の1の断片1つから1匹が回復できた
プラナリアの再生実験 プラナリアは、ヒルやサナダムシと同じ「扁形動物」のなかまです。 再生力が非常に強く、細かく切っても2週間ほどで再生します。 これがプラナリア↓ 顔に注目してください。 目があるんです。 少し寄り目でかわいいと思いませんか? この目で光を感じているんだそうです。 ちなみにお腹のあたり、色が濃くなっている部分が「口&肛門」になります。 不思議な生き物ですね…。 上の写真のプラナリアは「ナミウズムシ(Dugesialatum japonica)」という種類で、 再生実験によく用いられています。 ※訂正 上の写真のプラナリアはナミウズムシではなく、 外来種のアメリカツノウズムシ(Girardia dorotocephala)だそうです。 専門家の方からメールをいただきました。感謝^^ 今回は実験のために、彼らを50匹ほど用意しました。 さて、このプラナリアたちをどうやって入手
驚異の再生力、プラナリア 今、再生研究で再び注目を浴びる生物、それがプラナリアだ。プラナリアは川や池といった淡水にすむ生物で、きれいな環境さえあれば日本中どこにでもいる。一見ヒルのようにも見えるが、よく観察すると、2つの眼をもっており、なかなかキュートな顔立ちだ。実は、眼だけではなく、筋肉や消化管、脳までももつ、れっきとした動物だ。このプラナリアの何がすごいか。それはイモリやミミズを凌駕する高い再生能力だ。例えば、メスのような物で10個の断片に切る。すると死ぬどころか、全ての断片が一週間ほどで完全な個体へと再生し、10匹のプラナリアになるのだ(図1)。 しかし、何も人に切られるために高い再生能力を備えているわけではない。彼らにとっては増殖の手段なのだ。プラナリアは、通常、ある一定の大きさまで育つと、胴体の中央にある咽頭の少し下でくびれを生じ、2つに切れてやがてそれぞれが個体となる。つまり無
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