国土交通省近畿運輸局は6日、大阪中心部から関西空港へのアクセスを改善する鉄道新線「なにわ筋線」構想に関する第1回検討会を大阪府公館で開催、鉄道会社の幹部や府、大阪市の担当者らが集まって新線の在り方や役割を議論した。 なにわ筋線は大阪駅から関空までの所要時間をこれまでの半分近い30分台に短縮する構想で、大阪府の橋下徹知事らも推進してきた。 この日は将来の人口変化や都市計画などのデータを踏まえながら、新線整備の意義などを中心に議論。今回を含め検討会は本年度中に計3回開かれ、ルート選定や技術面の課題、概算事業費なども順次話し合う見通し。 検討会は学識経験者を含め約20人がメンバーになっている。7月にも会合を開いたが、本格的な検討会は今回が初めて。