2011年3月11日の東日本大震災以降、テレビ番組は放射線の話題が多くなり、線量に関する単位としてベクレルやシーベルトをよく耳にするようになった。 その中でベクレルをどうやってシーベルトに換算しているのか気になった。 定義や性質の異なる単位を正確には換算できないと思われるが、以下のように換算が行われているようだ。 例えば、ホウレンソウ 1kg にヨウ素131が 2000 ベクレル含まれるとする。 これに放射性核種に対する実効線量係数というものを用いてベクレルをシーベルトに換算する。 ベクレルはBq、シーベルトはSvと書く。 この例では、経口摂取の場合、ベクレルの値にヨウ素131の実効線量係数 2.2×10-8 をかける。 2000 Bq × 2.2×10-8 Sv/Bq = 0.000044 Sv mSv や μSv で表すと以下のようになる。 m(ミリ)は 1/1000、μ(マイクロ)は