死体と遊ぶな子供達:- 夜の納豆 - - livedoor Blog（ブログ）夜食に納豆茶漬けをいただいた。よくかぎ混ぜた納豆を茶漬けの上に豪快にてんこ盛る。それが納豆茶漬けの名前の由来だ。納豆に含まれているイソフラボンが、熱湯に浸すことによって活性化し、更には緑茶の成分であるカテキンと結合して、より吸収力の高い優れた栄養素になることはあまり知られていないが、全て嘘なのでそれもやむをえない。そもそもお湯しかかけていない。そもそもあまり美味しくないのでもう二度とやらない。納豆のネバネバがすっと湯漬けに溶けていってしまう時のこの物悲しさ。アイデンティティを奪われた納豆の怒りと狼狽が率直に味の上に表現されている。「あえてこんなことをする必要がどこにもなかったような味」、とでも言おうか。マリオネットの糸がほどけるが如く、納豆の糸は寸断され、最早動くことはない。これを悲劇と言わずして何と言おうか。人類はまた一つ、地球に罪の爪跡を残してしまった。納豆の借りは、納豆で返すしかない
