JAえひめ南味楽(みらく)共選場(愛媛県宇和島市)は、床一面が泥で覆われ、ほこりの臭いが漂っていた。その一角に積まれたミカンだけが明るい色を放つ。西日本豪雨で甚大な被害を受けた同市。山の斜面のミカン畑も土砂にのみ込まれた。同共選場の倉庫では、約2トンの温室ミカンが出荷を待っていた。しかし、近くの川が氾濫した影響で外壁に穴が開き、多くが流出。約0・5トンが奇跡的に残った。「こいつらは頑張って流されずに『生き残ったミカン』。先は見えないが私たちも踏ん張って、被災した農家の手助けになるように出荷態勢を整えたい」。直販センター長の河野安幸さん(56)は拳に力を込めた=愛媛県宇和島市で2018年7月12日、山崎一輝撮影
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