北海道の固有種のエゾアカガエルとエゾサンショウウオの幼生は、本州から持ち込まれたアズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)を食べると中毒死することを実験で確かめたと、北海道大の研究チームが6日発表した。3種は同じような場所に生息しているため、アズマヒキガエルが「毒餌」となって自然界でも被害が出ている可能性がある。 アズマヒキガエルは100年以上前に道内に持ち込まれた「国内外来種」で、函館や旭川などで生息が確認されている。ヒキガエルは一般にブフォトキシンという毒を持っているが、北海道の固有種への影響は不明だった。