ノーベル医学生理学賞の受賞が決まり、記者会見で笑顔を見せる本庶佑・京都大高等研究院特別教授=京都市左京区の京都大で2018年10月1日午後8時14分、川平愛撮影 画期的な発見から、四半世紀あまり。今年のノーベル医学生理学賞に1日、京都大高等研究院特別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)さん(76)が選ばれた。1992年に未知の遺伝子を見つけ、抗がん剤「オプジーボ」の開発につなげた。新たな治療薬が世界各地で患者の命を救い始める中、本庶さんは世界最高の栄誉を喜び、各地から祝福の声が相次いだ。 「『元気になった。あなたのおかげだ』と言われる時があると、自分の研究に意味があったと実感し、何よりうれしい」