避難所の教室に設置されたクーラーで涼む子どもたち=岡山県倉敷市真備町地区で2018年7月14日、猪飼健史撮影 暑さの疲れをためないために(後編) 連日の暑さで疲労困憊(こんぱい)という人は多いだろう。例年でもお盆明けあたりから夏バテを訴える人が増えるが、今年はなおさらだ。前編では疲労回復のカギとなる物質「イミダペプチド」についてお伝えした。後編は引き続き、疲労医学の第一人者で東京疲労・睡眠クリニック(東京都港区)の梶本修身院長に、疲労回復に効果的な眠り方を聞いた。 疲労回復には質のよい睡眠が不可欠。熱帯夜が続く中、夜も冷房を適切に使い、朝まで涼しい環境で休むことが大切だ。では、寝る時のエアコン温度を何度に設定すればよいのか。