最大震度7を観測した9月6日の北海道の地震で、厚真町などで起きた土砂崩れの崩壊面積が推定約13.4平方キロと、記録が残る明治以降で国内最大だったことが5日、国土交通省への取材で分かった。 国交省が、衛星写真や現地調査の結果を分析した。2004年の新潟県中越地震では約11.2平方キロ、1891年に愛知県や岐阜県で被害をもたらした濃尾地震では約10.8平方キロだった。 一方、国交省によると、北海道の地震で崩れた土砂の体積は約3000万立方メートルとみられる。新潟県中越地震では約1億立方メートルが崩れたとされ、担当者は「今回の地震は、表層が広い範囲で崩れたのが特徴だ。一方で、土砂の量は比較的多くなかった」としている。 土砂崩れは、36人が犠牲となった厚真町や隣の安平町を中心に多発していた。航空測量大手パスコ(東京)によると、約3800カ所で発生したとみられる。砂防学会の緊急調査で、山の表土層が崩
![北海道地震:土砂崩れ面積13平方キロ 明治以降国内最大 - 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/62860b88b575e1664c9b873d1c0002cf62ddf8bc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2018%2F10%2F05%2F20181005k0000e040276000p%2F9.jpg%3F1)