台風21号の影響で駅舎が全焼したため、全列車を通過させていた南海電鉄尾崎駅(大阪府阪南市尾崎町)の営業が11日の始発から再開された。 上下線それぞれに、直接ホームにつながる出入り口を設置。出入り口に仮のICカード改札機を設け、ICカード以外の乗客には係員が乗車証明書を配布する。ホームをつなぐ陸橋が使えないため、ホーム間の移動はできない。 始発から多くの通勤、通学客らが利用し、会社員の男性(60)は「これまで一駅先で乗っていた。とても不便だったので再開してうれしい」と話した。 南海電鉄などによると、4日午後1時10分ごろ、駅事務室の券売機から出火した。(共同)