厳しい暑さが続いた今年の夏、あまり蚊に刺されなかったと感じている人も多いのではないだろうか。専門家に聞くと、やはり気温が35度以上の猛暑日には蚊の吸血意欲がなくなるとのこと。虫よけスプレーや殺虫剤などの売れ行きも落ちていた。しかし、9月以降も蚊は潜んでおり、暑さが和らいだ際は警戒が必要のようだ。 「この夏は蚊に刺される回数が少ないと感じる」。福岡市中央区の市動物園で動物相談員を務める斎藤政勝さん(70)は語った。木々に囲まれ、水場もある園内では例年蚊が多く、飼育員らはスプレーや蚊取り線香などで対策を講じてきた。しかし、今夏は刺される回数が少ないと飼育員の間でも話題になっているという。 蚊の研究を進める害虫防除技術研究所(千葉県八千代市)は、厳しい暑さが蚊に影響を与えているとみる。白井良和所長は「35度以上という極端な高温では、蚊の吸血意欲がなくなる」と指摘。さらに、蚊の幼虫が育つ水たまりが
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