西日本豪雨で甚大な被害をもたらした土砂災害は、2014年8月の広島土砂災害の後に、災害リスクの高い土地を警戒区域などに指定する動きが全国で進む中で発生した。 3人が犠牲になった広島市安佐北区口田南地区は広島土砂災害の現場から数キロで、同じように山を切り開いて住宅地が造成された。広島県によると、一帯は今年3月、一定の開発行為が制限されるなどの規制がかかる土砂災害特別警戒区域や警戒区域に指定され、対策が急がれていたという。 国は都道府県に対し、警戒区域や特別警戒区域の指定の前提となる危険箇所の基礎調査を19年度末までに終えるよう求めている。国土交通省によると、3月末時点で調査を終えたのは22府県で、今回の豪雨で被害が大きい広島、愛媛両県は調査中だった。
![西日本豪雨:土砂災害の警戒区域指定 広島、愛媛は調査中 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3df7b229795ccd713044b83f76865c4787066818/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2015%2F12%2F18%2F20151218hrc00m010001000q%2F9.jpg%3F2)