2020年以降、全ての参加国・地域に地球温暖化対策を課す「パリ協定」の具体的な実施指針(ルールブック)を話し合う国連気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)が6日、ドイツ・ボンで開幕する。トランプ米大統領がパリ協定離脱を宣言してから初めての締約国会議で、来年の合意を目指すルールブック作りがどこまで進むかや、「米国抜き」でも各国が温暖化対策で足並みをそろえられるかが焦点だ。 COP23には条約に加盟する197の国・地域の政府や非政府組織(NGO)などの関係者が参加。温暖化の脅威に直面する島国のフィジーが初めて議長国を務める。14日まで事務レベルで政府間交渉が行われた後、15、16両日に閣僚級会合があり、中川雅治環境相が出席する予定。
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