「きかんしゃトーマス」と「銀河鉄道999」はなぜ違うのか 「きかんしゃトーマス」と「銀河鉄道999」をご存じない方はいないと思います。どちらも(顔はともかく)リアルな機関車描写で知られる作品ですが、よく見ると機関車の先頭形状がずいぶん違うことに気づきます。 「きかんしゃトーマス」では車両の先頭両端に突起があります。「銀河鉄道999」にはそのような突起はなく、真ん中にひとつ連結器がついているだけです。これらの機関車は何が違うのでしょうか。  実はこれは実際に使われていた連結器の形状の違いなのです。トーマスがつけているのは「ねじ式連結器」で、999が備えているのは「自動連結器」です。一見して分かるように、ねじ式連結器のほうが原始的で、自動連結器は先進的な構造をしていることが分かります。ねじ式連結器は車両の間にフックをかけて、間のねじを締めることで二つの車両を固定します。そして両端に生えた腕(